Athlon/Duron用のDDR SDRAM対応マザーのラッシュが続いているが、AOpenからMicroATXファームファクタのマザーボード「MK7A」 が登場した。Athlon/Duron用のマザーのなかでMicroATX仕様の製品は市場になく、この製品が初となる。チップセットは、ASUSTeKの「A7M266」やGigabyteの「GA-7DX」と同様、AMD760(NorthBridge“AMD761”+SouthBridge“VT82C686B”)を搭載している。
基本構成は、DDR SDRAM用DIMM×2、PCI×3、AGP×1。「AX37Pro」や「AX3S Pro」にも搭載されていたAnalogDeviecsの“AD1885”をAC'97コーデックとして搭載しており、SouthBridgeとの組み合わせでオーディオ機能を提供している。
なお、ホストクロックを200MHzか266MHzかに設定するジャンパはPCIスロットの下に存在するが、FSB設定クロックを変更していくための設定ジャンパは基板上に見当たらない。マニュアルには「FSB150MHzまで使用可能なように設計されております」と書かれているため、どれくらい細かく設定可能なのかエーオプンジャパンに問い合わせてみたが、BIOSでの細かい設定だけではなく150MHzまでの設定も不可能との回答を得た。何らかのツールを使用しながら倍率を下げつつ、FSBをアップしてオーバークロックをねらうユーザーが多いが、遊べる部分がないのが多少残念である。価格は下記の表の通り。
また、いまさらながらではあるが同社製810E搭載のMicroATXマザーボード「MX3W-E2」も入荷している。SouthBridgeに相当し、PCIバスやUSB、HDDなどを制御するICHが815Eと同じICH2になっているのが特徴だ。こちらはコムサテライト3号店で1万4300円、高速電脳で1万5800円となっている。
4月25日現在の「MK7A」店頭価格
価格 | ショップ |
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\17,600 | コムサテライト3号店 |
\17,800 | OVERTOP 高速電脳 コムサテライト1号店 |
\18,800 | TSUKUMO eX. |