本日開会した東京ゲームショウ、衆目を集めているのは、やはりマイクロソフトの『Xbox』だ。コナミのブースには、『エアフォースデルタII』の試遊台が設置されていた。
傘とカバンを腕に下げて、真剣なまなざしでXboxをプレイする人 |
まず、コントローラーを持って感じたのは、“大きい”ことだ。両手で握れないことはないが、ほかのゲームマシンのものと比べて、やはり持ちにくく感じる。
アメリカ版(右)と日本版(左)のコントローラー。グリップの大きさがかなり違う |
次に、そのボタンの配置に戸惑った。PSおよびPS2用のコントローラーとは、方向キーと左のアナログジョイスティックの位置が上下逆になっているのが、慣れないせいかなんとも使いにくい。もっとも、基調講演で日本向けの小型のコントローラーが発表されたので、正式な製品ではそう感じることはないかもしれない。
実際の画面は、PS2と甲乙つけ難い。『エアフォースデルタII』はフライトコンバットゲームというよりは3Dシューティングゲームという感じのゲームだが、地表の作り込みが、非常に細かいように思えた。機体の動きも、途中で重くなることなく滑らかだ。
XboxとPS2のスペックには、以下のような違いがある。
- CPU
- Xbox Pentium III-733 MHz
- PS2 “Emotion Engine”294.912 MHz
- メモリー容量
- Xbox 64MB
- PS2 32MB
- メモリー帯域幅
- Xbox 6.4GB/秒
- PS2 3.2GB/秒
- グラフィックスチップ
- Xbox “X-Chip”250MHz
- PS2 “Graphics Synthesizer”147.456MHz
- 三次元演算性能
- Xbox 1億2500万ポリゴン/秒
- PS2 6600万ポリゴン/秒
- ピクセルフィルレート(テクスチャーなし、1テクスチャー)
- Xbox 4.0G/秒、4.0G/秒
- PS2 2.4G/秒、1.2G/秒
ゲームタイトルにもよるが、試遊したり映像を見た限りでは、Xbox用ゲームのほうがより緻密でリアルなグラフィックスに感じられる。だが、スペック通りの性能差までは感じられなかった。
『エアフォースデルタII』 |
また、ゲームの起動や場面の切り替えが比較的高速なように感じられた。搭載されたハードディスクに、データがキャッシュされているのかもしれない。
実際にプレイしてみた時間はほんの4~5分だが、その間に3回も地上に激突した。もちろんそれは、コントローラーが手に合わないためであると言い訳しておこう。
百聞は一見にしかず、この週末、実際に会場でプレイしてみてはいかがだろうか。