OS X版だけに搭載された新機能
Mac OS X版のパッケージ。4月20日発売予定。 |
「こう」と入力すると候補が132もあるが、ここで候補ウィンドウの下の右端のボタンをクリックすると、さらにウィンドウが開いて、ここで部首の位置を「上下左右その他」の中から指定して、部首による絞り込みが可能となった。 |
漢字検索で部首を指定して検索する機能に、手書き機能が追加された。難しい文字もかなり簡単に表示できるようになった。 |
なお、Mac OS XのClassic環境での、ATOK14の使用はサポートされていない。
※1 Mac OS X ここで紹介したMac OS Xの画面はPublic Beta版のスクリーンショットを使用しており、実際のMac OS X製品とは若干異なる場合があります。実際に使ってみて……
今回搭載された機能の中でも、インターネットを利用したATOK Syncは、WindowsとMacintosh、会社と自宅で同じ辞書を使いたいという場合に重宝する機能だと実感した。わざわざ辞書ファイルのコピーを行わなくてもいいし、同期をとった時点で新しい辞書になっているので、どれが最新の辞書データかを気にする必要がなく、いつでも最新の辞書(ユーザー辞書)環境が使えるのだ。
また、一度確定した専門辞書内の単語が、次回からはスペースキーで変換すれば候補表示されるというのも嬉しい。今回のバージョンアップで専門辞書の種類も増えたので、いちいち手動で単語登録する手間が省ける。
変換効率においては、新聞の原稿をかなり長い文節で変換して行ったが、ほぼ完璧に近く誤認識はほとんどなかった。かなりの新聞や小説を入力してみて誤認識されたのは、「参院の森首相」が「山陰の森首相」や、地名(?)で「島原街道をゆっくりと北上すると……」が「島原か移動を……」となったり、あとは会話文で「ほかの車拾ってくんない?」が「他の車拾って君内?」となったくらいだった。単漢字変換、文節変換で使っていてももほとんど訂正する作業が必要ないというのは、入力していて気持ちのいいものだ。
OS 8.6/9版とOS X版ではいくつか機能の違いがあるが、その機能も、あれば便利な機能だが、なくてもさほど困らない。唯一あったほうが楽だと感じるのは、「漢字検索の手書き入力機能」だろうか。
なお、Mac OS 8.6/9版でも、3月9日から店頭で販売される「MacOS9/8.6→X UP Gradeキャンペーン」シールが貼られた限定5万本のパッケージを購入し、ユーザー登録と同時に特別アップグレードを申し込んでおけば、実費1000円でMac OS X版発売後にアップグレードキットでバージョンアップできる。
製品名 | ATOK14 Mac OS 9/8.6 |
---|---|
価格 | 9800円 |
発売元 | (株)ジャストシステム |
問い合わせ先 | 03-5412-3939 |
URL | http://www.justsystem.co.jp/ |
対応OS | Mac OS 8.6/9.0 |
製品名 | ATOK14 Mac OS X |
---|---|
価格 | 9800円 |
対応OS | Mac OS X |