日本ヒューレット・パッカード(株)は5日、新コンセプト“JBIFD”による1Uサイズのラック対応高密度実装ストレージ『hp surestore disk system 2100』を発表、販売を開始した。
『hp surestore disk system 2100』 |
同製品は、ラック対応ディスクシステムの新しいコンセプトである“JBIFD(Just a Bunch of Incredibly Fast Disks)”に基づき、汎用のHDDではなく、毎分1万5000回転(あるいは1万回転)の専用HDDを高密度実装することで、汎用品を採用した製品と同程度の価格に抑えながら、性能を向上させた製品。1Uの筐体に最大4基までHDDを格納でき、3台までデイジーチェイン接続できる。インターフェースはUltra3 SCSIで、Ultra4 SCSIもサポートする予定。対応するHDDは18GB/36GB/73GBで、毎分1万5000回転のHDDと73GBのHDDは6月発売の予定。特定のOSには依存しないが、サポート認定済みOSは、HP-UX、Windows NT 4.0/2000、Linuxとなっている。Windows環境製品は同日に出荷開始で、UNIX環境向け製品は4月2日の出荷開始となる。
価格は、最少構成となる18GB(毎分1万回転)HDDを1基搭載したWindows環境向け製品が22万円。高可用性システムの構成例では、1Uサーバー『hp netserver lp1000r』2台、『hp surestore disk system 2100』1台(HDD別)などのマイクロソフトクラスター構成で約120万円。