(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は23日、9日に発売した(株)ジャストシステムの日本語ワープロソフト『一太郎11』が、発売から10日間の販売で旧バージョンに比べて52.0パーセント増と好調な実績を示していると発表した。ワープロ/エディターソフト全体に占めるシェアでも発売第1週目に94.2パーセントを記録、旧バージョンを上回る人気を得ているという。
『一太郎11』は『アップグレード版』が売れ筋の中心だが、他社製品のユーザーなどを対象にした『キャンペーン版』の人気が高く、新規ユーザーが販売を押し上げているとしている。
『一太郎11』は、“インターネットとの融合”、“さらなる操作性の洗練”、“日本語環境の充実”を謳い文句に、もりだくさんの機能が新たな購買層の取り込みに成功しているとしている。また、日本語辞書ソフト『ATOK』もバージョンアップし、日本語変換の機能も向上した。
最近のビジネスソフト市場は、遊び感覚で楽しめるソフトやセキュリティーソフトが市場を賑やかしていたが、『一太郎11』はそれらを凌駕、久々の大型ヒット商品となったとしている。