AMDの公式動作認証を得たAMD760(AMD761+VT82C686B)チップセット搭載マザーボード第1弾、Gigabyteの「GA-7DX」が登場してから1週間が経ち、今度はFICからも「AD11」がアキバに登場。Gigabyteに続いて、AMDの推奨マザーに加わった。
注目すべきは実売価格と機能。FIC製のマザーボードは他社製品に比べると低価で販売されるケースが多いが、今回も2万円以下という、大変お買い得感の高い値段がつけられている。先行して市場に流通しているGA-7DXやASUSTeKの「A7M266」が2万5000円前後の値をつけているのと比べると、その値頃感は圧倒的。
また、AMD761+VT82C686Bチップセット搭載マザーボードとしてははじめて動作倍率と動作電圧の変更をサポートしたのはオーバークロッカーにとってうれしい仕様だ。倍率は5倍~12.5倍まで、電圧は1.700V~1.850Vまで0.025V刻みでそれぞれ基板上のディップスイッチにより設定できる。FSB設定クロックは100/133MHzをジャンパで選択。ただし未確認ながら、マニュアルには、BIOS上にFSB設定項目に関する記載らしきものもある。
FSB設定項目についてふれてあるページ。詳細は不明である |
拡張スロットはAGP×1、PCI×3、PCI/CNR×1。DDR SDRAMに対応したDIMMスロットは2本搭載する。
なお、同製品は昨年のCUSTOM PC WORLD 2000で展示されていた製品。レイアウトなどを見る限りほとんど変更点はないようだ。ただ、目を引くのは「NorthBridgeのファンコネクタをデザインし忘れたでしょ?」と思わず聞きたくなるファン用電源ケーブルの引き回しだろう。かなりお茶目な配線となっているが、初物ゆえのご愛嬌!? といったところかもしれない。
こちらは巨大なレギュレータヒートシンク。FICの伝統と言えなくもないが、最近では珍しい |
22日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\18,800 | コムサテライト1号店 |
\19,200 | コムサテライト3号店 |