アダプテックジャパン(株)は22日、Macworld Expo会場内で、米Roxio社が開発したMacintosh用CD作成ソフト『Toast 5 Titanium 日本語版』を発表した。
Toast 5の新ユーザーインターフェースは、Mac OS Xでの使用を想定してデザインされたものという |
米Roxioは、米アダプテック社のソフトウェア部門が分社化したソフト会社。ブランド名は“roxio”で、このブランド製品第1弾がToastとなる。
Toast 5は、CD作成に必要な画像や動画、音楽、フォントなどのデータを管理できる“iVeiw Multimedia”や、音楽データのファイルフォーマットを変換し、プレイリストを作成できる“Qdesign MVP”を搭載する。
また、LPレコードの音楽データからノイズを除き、低音や高音の幅を広げてCD用の音楽データに変換できる“CD Spin Doctor”や、CDラベル作成機能、サンプル用MP3データ、サンプル画像/ビデオクリップなどが用意されている。発売は今夏で、価格は未定。
米Genric Media社は、動画やアニメーション、静止画などを変換してPalm端末で再生できるソフト『gMovie Maker』を発表、Macworld Expo会場内で展示している。
パソコン用ソフト『gMovie Maker』で動画ファイルを変換、Palm端末上で再生できる |
同ソフトは、MacintoshおよびWindows対応で、パソコン上で動画などをgMovieファイル形式に変換できるもので、今回の展示が一般初公開となる。変換したファイルは、HotSync経由でPalm端末に転送、Palm用の再生ソフト『gMovie Player』でファイルを表示、再生できる。gMovie Playerは、ソニーのCLIEにバンドルされた動画再生ソフトの汎用版で、CLIEだけでなくすべてのPalm端末で利用できる。
対応フォーマットは、AVI、DV、MPEG-1、QuickTime、GIF、Flash、FLC、BMP、JPEG、TIFFなど。3月1日より同社ウェブサイト上で試用版を無償ダウンロード可能、製品版(シェアウェア)は29.97ドル。日本語版も近々リリースされるという。
マイクロソフトは、『Microsoft Windows Media Player 7 for Mac』日本語版を展示している。Windows Media Technologyは、著作権保護機能を搭載しているため、現在多くの音楽配信サイトがWindows Mediaフォーマットを採用している。Macintosh版のWindows Media Player 7は、Windows版に比べると、Playerのスキンの数など搭載されている機能が少ないが、ユーザーからの日本語版の要望が多いため、早めのリリースに踏み切るという。日本語版のダウンロードは今春ゴールデンウィークごろの見込み。対応OSはMac OS 8.1以降。
Windows Media Player 7 fot Macの体験コーナー。MP3データを聞き比べると音質の良さがわかる |
上記の体験コーナーでさりげなく使われているのが参考出展の『トラックボールエクスプローラ』。こちらも今春リリースとのこと |
ソフトウェア・トゥーは、カナダのAlias|Wavefront社と21日付で販売代理店契約を締結、Macworld Expo会場内で、Mac OS X対応の『Maya for Mac OS X』を初公開している。体験コーナーはなく、ステージデモでしか画面は見られないので要チェックだ。製品は6月中旬発売の予定 |