ソニー(株)は、デジタルカメラ『サイバーショット』の新製品として、『サイバーショット P30』、『同 P50』、『同 F55DX』の3モデルを発表した。
長時間動画撮影可能なPシリーズ新モデル、女性もターゲットに
Pシリーズには、長時間動画を撮影できる2モデルが追加された。P30は、総画素数130万画素(有効画素数125万画素)の1/1.8インチCCDを採用している。レンズはF3.8~3.9で、光学3倍/デジタル6倍ズームを搭載する。
女性を意識したシャンパンブルーカラーの『サイバーショット P30』 |
15日付で発表された『S75』と同様に、128MB容量のメモリースティックを使用することで、最大連続95分のMPEG動画撮影が可能。ビデオメールモード(160×112)で最大連続95分、プレゼンテーションモード(320×240)で最大連続25分、HQモード(320×240/TVでのフル画面再生可能)で最大連続15秒となっている。
本体に、モードダイヤルを装備しており、従来は液晶画面でメニュー操作しなければならなかった各種パラメーター設定を、被写体を見ながらダイヤルで操作できる。撮影画像の再生時にズームレバーを利用できる。ズームレバーを左クリックするとそれぞれの画像のExif情報を表示したりインデックスを表示したりする。右クリックは再生ズームで、画像を最大5倍まで拡大して再生できる。
撮影機能では、AF補助光(超高輝度赤色LED)を照射することで暗所でのフォーカス精度が向上した。また、絞りやシャッタースピードを変更せずにISO感度設定をオート/100/200/400と切り替え可能。
記録メディアはメモリースティック。画像の圧縮方式は静止画がJPEG/TIFF/GIF、動画と音声はMPEG-1。単3電池×2本で駆動し、連続駆動時間は30分。また、別売のスタミナキット(インフォリチウムバッテリーとACアダプターのセット、9800円)を利用することで、バッテリー連続駆動2時間で、最大2200枚の撮影が可能。本体サイズは、幅126×奥行き53.7×高さ61.2mm、重量は214g。4月10日発売で価格はオープンプライス、推定小売価格は4万円前後。
『P50』は、上記のP30に総画素数211万画素(有効画素数202万画素)CCDを搭載したモデル。こちらは本体カラーにシルバーを採用している。4月10日発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は5万円前後。
シルバーカラーの『P50』 |
女性向けにモデルチェンジした『F55』
『F55DX』は、既存の『F55』のマイナーチェンジとなるモデル。本体カラーにP30と同じくシャンパンブルーを採用し、女性を意識したデザインとなっている。1/1.8インチの総画素数334万画素(有効画素数262万画素)CCDを採用し、レンズはF=2.8のカールツァイス“ディスタゴン”で、プレシジションデジタル5倍ズームを搭載、レンズ部分は180度回転するようになっている。電源はインフォリチウムバッテリー。
こちらも女性向けにモデルチェンジとなった『F55DX』 |
静止画の記録画像サイズは2240×1680、1856×1392、1856×1232、1600×1200、1280×960、640×480。またMPEG-1形式による動画撮影が可能で、ハイクオリティーモード(320×240)で連続最大15秒、プレゼンテーションモード(320×240)で15秒、ビデオメールモード(160×112)で連続最大1分となっている。本体サイズは幅103×奥行き48×高さ79mmで、重量は242g。4月20日発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は6万円前後。