(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは9日、1月26日に発売した『デジタル・ムーバ P503i HYPER』で電話帳などのデータが消える不具合が発見されたため発売を見合わせると発表した。既存ユーザーには交換で対応する予定。
『デジタル・ムーバ P503i HYPER』 |
NTTドコモのリリースによると、ある条件下で作成された一部サイトに接続した際、電源が切れ、再度電源を入れ直すと、電話帳やiアプリのデータ(リスト参照)が削除されるという。
消去されるデータ
- 電話帳データ
- 日付時刻
- 保存されているiアプリデータ
- 保存されているメール
- 保存されているiメロディ
- ブックマーク
- 画面メモ
NTTドコモはこの対応として、P503iの“画像表示設定”の“縮小表示”設定を“画像なし”あるいは“100%表示”に設定することで回避できるとしている。P503iのユーザーに対しては、交換用機器が準備できしだいダイレクトメールで知らせるという。同社は「画像縮小時に必要なソフトにバグが発見された」としている。
実は、P503iでは本来iモードでは表示できないJPEG画像の表示が表示できてしまう(iモードではGIF形式の画像のみをサポートしている)という隠し機能(マニュアルにはいっさい書かれていない)があり、ユーザーの間で話題となっていた。GIF形式しか表示できないF503iでは問題が起きていないことから、この“隠し機能”を入れたことがバグの原因となったことも考えられる。