ATIテクノロジーズジャパン(株)の6日の発表によると、カナダのATIテクノロジーズ社は現地時間の5日、ノートパソコン向けのグラフィックスプロセッサー『MOBILITY RADEON』を発表した。
『MOBILITY RADEON』 |
『MOBILITY RADEON』は、“RADEON 3次元グラフィックス・プロセッサー・テクノロジー”を携帯型パソコン市場向けに投入したもので、低消費化を図るとともに、デュアルディスプレー機能、マルチメディア機能などを強化した。有効メモリーバンド幅を20パーセント以上向上させた“HYPER-Z圧縮ハードウェア・テクノロジー”、3方向マルチテキスチャリングおよび3次元効果に最適化した“32ビット・カラーレンダリング・エンジンPIXEL TAPESTRY アーキテクチャー”を採用したほか、マルチモニターをサポートする『デュアルDAC』などを搭載する。フレキシブルメモリーサポートを備えた4品種を用意し、全品種共通の単一ドライバーを利用するという。これにより、ノートパソコンはハイエンドから廉価モデルまでOEM市場の価格・性能ニーズにマッチした品種から選択できるとしている。
『MOBILITY RADEON』は、現在、大手ノートパソコンメーカーによるサンプル評価を受けており、次世代製品への搭載が検討されているという。