一部のショップでデモが行われて発売間近と噂されていたMSI(Micro-Star International)のPentium 4対応マザーボード「850Pro」がアキバに登場した。Pentium 4対応マザーボードとしてはIntel、ASUSTeK、Gigabyteに続き4番目となる。
P4マザーのトレンドはCPUファン直接固定へ
同製品の特徴としては、Gigabyteの「GA-8TX」と同じくCPUクーラーのリテンションがプラスチックピンで、CPUクーラーをマザーボードに直接留められるようになっており、従来のATXケースでも使用できるよう配慮されている。もちろん、プラスチックピンを外せばIntelの「D850GB」と同様にケースにリテンションを固定することもできるが、今後、このスタイルが主流になっていくのは確実と言えそうだ。
また、電源コネクタ類がRIMMスロットの真上、基板の最上部にまとめて配置されており、電源ケーブルの取り回しはかなり簡単そうな印象を受けた。CPUソケットの左側などに電源コネクタがあるとCPUファンの上をケーブルが這う形になり、ケーブル処理に苦慮することもあるが、このマザーではそんな心配をしなくてすむ。
おもなスペックは他のi850マザーボードと同じく、RIMMソケット×4、AGP Pro×1、PCI×5、CNR×1。Ultra ATA/100に対応し、サウンドチップもオンボードで搭載する。
価格は高速電脳で3万1800円、コムサテライト1号店で3万2800円と、ASUSTeKの「P4T」に比べて若干安い。D850GBではちょっとモノ足りない、P4Tはちょっと高い、そう思っている読者には最適な選択肢かもしれない。
オーバークロック向けKT133マザーの新顔も店頭に
オーバークロック機能といえば、FSB設定クロックを124~166MHzまで、1MHz刻みで設定可能。Socket Aタイプのマザーボードに、遊べる製品がまた1つ増えたわけだ。価格は、クレバリー1号店で1万4500円。また、コムサテライト3号店なども販売開始予定だとしている。
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