インターネットコム(株)と(株)インフォプラントは22日、シドニーオリンピックの情報入手でのインターネットの利用状況に関する調査結果を発表した。調査は、インターネットの利用者300人を対象に行なったもの。
同調査結果によると、オリンピックの情報をインターネットで調べたユーザーは約4分の1(24%)で、そのうち37%のユーザーがその内容に不満と回答した。不満の理由として、「結果しか分からないので、感動が伝わらない」、「目的の情報にたどりつくまでたいへん」と答えている。満足と回答した59%のユーザーは、その理由として、「結果をすぐに確認できること」や「テレビ観戦のために試合日程を検索できること」などを挙げている。インターネット以外の情報入手媒体の利用状況は、テレビ(300人中288人)と新聞(同196人)が圧倒的に多く、BSやCSなどの衛星放送を挙げたユーザーは、約3割(同104人)であった。
両社は、インターネットによるオリンピック情報の提供に関して、ユーザーがテレビで得られる“臨場感”や“速報性”よりも、既存の媒体にない“検索性”などを活かした提供方法を望んでいると見ている。詳しい調査結果に関しては、インターネットコムが発行するウェブニュース“japan.internet.com”に、21日付けの記事として掲載されている。