ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、PS2用レース&ドライビングシミュレーター『グランツーリスモ 2000 A spec(仮)』(以下、GT2000)(2001年1月発売、価格未定)の体験台を数十台用意。多くのユーザーが詰め掛けている。
専用ステアリングコントローラーを使った体験台でGT2000を楽しむ来場者たち |
今回の体験台は、USB対応の専用ステアリング型コントローラーと、ドライビングシートが用意され、実際の運転と同じようなドライブ感を楽しめるようになっている。このステアリングコントローラーは、今回のゲームショウのために同社とロジクールが共同で開発したもの。路面の状態などをステアリングを通して感じられる反動フィール機能が搭載されている。GT2000のオプションとして発売されるかどうかは未定という。
ロジクールのとの共同開発によるステアリングコントローラー |
このステアリングコントローラーにより、操作そのものも楽しめるようになる |
メインステージでは、GT2000プロデューサーの山内一典によるプレゼンテーションが行なわれた。GT2000は、対応ゲーム機がPSからPS2になったことで演算処理性能が高まり、CGやサウンドが高品質になるのはもちろん、ドライビングシミュレーターとしても進化したという。
収録される車種は150種類弱で、ほとんどの車の音をレコーディングし直し、車ごとに固有の音で再現できるようにしたという。前作のGT2はGT2000より多くの車種を収録していたが、GT2000では1台あたりの制作時間が前作の数時間から2~3週間に大幅に増えてしまったため、GT1、GT2に収録されていた車種と今年登場する車種の中から150種類を厳選した。
コースは約15コース収録され、GT1、GT2のコースがリニューアルして登場する。日本や欧州の市街地コースも新たに収録され、日本はルート246(青山~渋谷~厚木方面、宇多田ヒカルのビデオクリップにも登場)、欧州はコートダジュールなどが登場する。また、i.LINKケーブルを利用してPS2同士を接続し、複数台でレース対戦が行なえる。
プロデューサーの山内氏。「PS2らしいソフトにしたい。PS2でできることを全部やる。PS2に対応したことで、GTが初めて登場したときの衝撃をもう1度再現できるだろう。夢のレースゲームにまた1歩近づいたと思う」 |
おまけの1ショット。山内氏のプレゼンテーションの前、ステージ上部の“Sony Computer Entertainment”の“E”の文字が落下、修理中の場面。プレゼンテーション開始までかなり待たされました |