ジュピター・コミュニケーションズ社とメディア・メトリックス社は13日、ティーンエイジャーの家庭用コンピューターでのインターネット利用時間は、大人の半分以下でしかないと発表した。
今年6月のメディア・メトリックスのデータによると、12歳から17歳のインターネット平均使用日数は月当たり8日、平均使用時間は月当たり303分(5時間3分)。18歳から34歳までのインターネット平均使用日数は13日強、平均使用時間は656分(10時間56分)。35歳から49歳までの場合は15日強で、804分(13時間24分)という結果が出ているという。
両社のアナリストたちは、ティーンエイジャーのインターネット利用時間が少ないのは、学校と課外活動で忙しいためや、家族とインターネットを共有しなければならないこと、インターネットを実用的ツールとしてではなく、娯楽と通信のツールと考えているためだと考えているという。また、ティーンエイジャーの少年と少女には使い方に大きな差があるとも報告している。少年はゲームを探したり、ウェブを構築したり、ソフトをダウンロードする一方で、少女はオンライン雑誌を読んだり、友達との電子メールのやりとりをしたり、宿題をしたり、コミュニケーション活動に参加しているという。そのため、ティーンエイジャーをターゲットとするビジネスにおいては、子供たちがメディアを娯楽とコミュニケーションのツールとして見ており、実用的なツールと考えていないことを銘記し、男女別にコンテンツを提供しなければならないとしている。