ASP事業、SI事業などを展開する(株)テクノフォックスは、LANとテレビに接続するだけで使用できるオールインワンのビデオ会議システム『Falcon IP』を発表、販売代理店などを通じて販売を開始した。
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| 『Falcon IP』 |
Falcon IPは、Ethernetポートとビデオ入出力端子を備え、企業内ネットワークとテレビに接続して、相手のIPアドレスを設定するだけですぐに利用することのできるビデオ会議システム。テクノフォックスによると、従来のビデオ会議システム製品では、ラックに設置するような大型のシステムか、あるいはパソコンが必要なものが多かったが、Falcon IPでは、ビデオ会議システムに必要な機能を幅34×奥行き20×高さ20cm、重さ1.8kgのセットトップボックスタイプの筐体内に収めて、設置や移動を容易にしたという。
Falcon IPの操作は付属の赤外線リモコンで行なう。IPアドレスを入力して相手(のFalcon IP)を呼び出す仕組み。リモコンでは、本体の設定のほか、カメラの向きや入力の切り替え、音声のオン/オフ、接続した相手側のFalcon IPのカメラの向きを操作することも可能。また、リモコン以外でもLANに接続したパソコンのウェブブラウザー経由での操作も可能。
画像の解像度は352×288ドット(カラー)、最大毎秒30フレームで、音声も同時に送られる。画像・音声データの通信には、ITU(国際電気通信連合)で標準化された符号化方式(H.323)を採用しているため、マイクロソフトの『NetMeeting』などの、同方式に対応したビデオ会議システムとの通信が可能。
当初はLAN接続機能のみの『Falcon IP LAN』(64万8000円)を販売するが、近日中にLAN接続機能とISDN通信機能をそなえた『Falcon IP Model1』(ISDN 128kbps、69万8000円)および『Falcon IP Model3』(ISDN 384kbps、99万8000円)を発売予定としている。
