コダック(株)は、アウトドアや工事現場での使用を想定したデジタルカメラ『DC5000』を9月22日に発売する。
コダックの『DC5000』 |
同社の200万画素デジタルカメラ『DC280J Zoom』をベースに開発された製品。アルミニウム合金製の本体をラバー素材で覆うことで、耐衝撃性と防塵/防水性能を高めている。JISの防水保護等級4級と外形固形物に対する保護等級5級に準拠。机の上から落下させても大丈夫だった従来機に対し、胸の高さから落としても大丈夫な強度を確保したという。
本体サイズは幅140×奥行き89×高さ83mmで、重量は459g。幅133×奥行き52×高さ76mm/342gのDC280Jに比べるとかなり大柄な印象で、手袋をした状態で操作できるよう、大きめの操作ボタンとつまみを装備している。また、風景撮影のしやすさを考えて、焦点距離6.5~13mm(35mm換算で30~60mm)とやや広角よりの光学2倍ズームを搭載している。
主な仕様は、撮像素子が総画素数230万画素(有効216万画素)の原色CCDでサイズは1/1.76インチ、開放F値3.0~3.8の光学2倍ズームレンズ、液晶モニターが1.8インチTFT液晶、ISO感度が50~140(標準値は70)など。記録方式はJPEGで、1760×1168ドットまたは896×592ドットの出力に対応する。
電源は単3アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池×4本を使用。本体には8MBのコンパクトフラッシュとシリアル/USBに対応したPC接続キット(WindowsとMacintoshに対応)が付属する。価格は9万4800円で、発売当初の店頭価格は実売7万5000円前後になる予定。