富士通(株)とニフティ(株)は22日、次世代のインターネットサービスを強力に進めるため、CATV会社向けブロードバンドインターネットサービス“Cable@nifty(ケーブルアットニフティ)”を共同開発し、全国のCATV会社への販売を同日より開始したと発表した。価格は個別見積り。
“Cable@nifty”は、常時接続のケーブルインターネットを通じてニフティの運営するインターネット総合サービス“@nifty”のサービスを提供するCATV会社向けのブロードバンドインターネットサービス。CATV会社は、同サービスを採用することにより、高品質で快適なインターネットサービスを、低リスクで早期に開始できるという。
従来のケーブルモデムセンター装置に2社のISPからのコンテンツ提供を可能とすることで、ケーブルインターネット加入者にISP選択の自由度を提供する“マルチISP”機能に対応する |
同サービスでは、CATV会社と“@nifty”を繋ぐバックボーンネットワーク(上位接続回線)を富士通が提供(1000加入者あたり6Mbps)し、通信速度512kbpsの常時接続を行なう。これにより、CATV会社は、自社サービスの加入者に対し、高速インターネットサービス(ホームページアクセスやマルチメディアコンテンツ利用)を提供できる。複数のISPへの接続を可能とするマルチISP機能により、すでにインターネットサービスを開始しているCATV会社も、既存のCATV設備環境を大きく変更することなく“Cable@nifty”の導入が可能。また、CATV網での接続に加え、“@nifty”の提供する全国191ヵ所のアクセスポイントからのダイヤルアップ接続、世界100ヵ国以上からアクセス可能なグローバルローミングサービス、iモードなど携帯端末を利用したアクセスが行なえる。