大日本印刷は、授業計画(シラバス)をデジタル化し、印刷物、ウェブページ、CD-ROMなどでマルチメディア展開するためのシステムを開発した。第1号ユーザーとして、立教大学に納入した。
立教大学では、4月からインターネット環境を大幅に強化した。“立教バーチャルキャンパス(Rikkyo
V-Campus”と名づけている。在学生全員にメールアドレスを付与するが、新入生の場合、ネチケット(ネットワーク上のエチケット)の講習を受けるとはじめて、メールアドレス利用の鍵が渡されるなど、情報環境の整備に工夫を凝らしている。付与されたメールアドレスを、生涯に渡って利用可能にし、インターネット上で卒業生も含めたコミュニティーを形成することを狙っている。
大日本印刷のシステムは、従来、学生に印刷物の形で配付していたシラバスを、インターネットのウェブページで閲覧したり、CD-ROMで配付したりするのを容易にするもの。立教大学では、'99年4月開講の約3000科目のシラバスをウェブページで公開した。