インテル(株)は17日、動作周波数550MHzの『インテルPentium IIIプロセッサ550MHz』と、366MHz動作の『モバイル
インテルCeleronプロセッサ366MHz』を同時に発表した。あわせて、モバイルプロセッサー向けのチップセットとして『モバイル
440MX チップセット』、『モバイル 440ZX
チップセット』を発表した。
モバイル インテルCeleronプロセッサ366MHz |
『インテルPentium IIIプロセッサ550MHz』は、Pentium II-450MHzに比べて3D
WinBench 99のトランスフォームとライティングのテストで108パーセント、FuturemarkのMultimediaMarkで53パーセント処理性能が向上したという。
『モバイル インテルCeleronプロセッサ366MHz』は、内部コア電圧1.6ボルトで、消費電力は約9.5ワットとなる。また、同時にモバイルプロセッサー向けの新パッケージ『マイクロPGA』(Pin
Grid Aray)が発表された。これは、プロセッサー本体およびソケットで構成され、サイズは32×37mmで、厚さは6mm以下、ピンの長さは1.25mmで、ピンアクセスタイプのものとしては最小のパッケージだという。『マイクロPGA』は今後、モバイルCeleronおよびモバイルPentium
266MHz以降のプロセッサーに実装される予定。
『モバイル 440ZX
チップセット』は、インテルの低価格ノートパソコン向けチップセットとしては初めてAGP(Accelerated
Graphics Port)に対応する。また、『モバイル 440MX
チップセット』は、ソフトオーディオおよびソフトモデム機能をサポートする。
『インテルPentium IIIプロセッサ550MHz』(SECC2パッケージ)の価格は、1000個ロット時で9万820円、『モバイル
インテルCeleronプロセッサ366MHz』は2万750円となる。『モバイル 440MX
チップセット』、『モバイル 440ZX チップセット』は、1万個ロット時でそれぞれ3170円、2730円となっている。いずれも本日より量産出荷を開始した。