富士通(株)は13日、米アドビシステムズ社およびアドビシステムズ(株)と新聞制作システムの開発において提携するしたことを発表した。これを受けて富士通は『Adobe
Photoshop』を組み込んだ新聞社向けの画像処理システムを開発、1年以内に製品化する見込み。
今回の提携は、新聞制作業務に精通する富士通と、DTPソフトに関するノウハウを持ったアドビが連携することで、使いやすい新聞制作システムを提供することが目的。3社は今後、広告制作システムやマルチメディアシステムなどの開発に手を広げ、新聞社システムのトータルソリューションを提供していくという。
富士通が開発する画像処理システムは、Adobe Photoshopの機能やインターフェースをそのまま継承した上で、新聞社向け固有の機能を追加したものとなる。大量の画像に対する自動画像処理機能の搭載や、新聞紙への印刷を前提としたカラーマネージメント機能のサポート、同社が従来より販売している新聞制作システム『PRESS』シリーズとの接続機能などを実現する予定。