日本ヒューレット・パッカード(株)(日本HP)は、障害発生時のデータ復旧作業を迅速・簡素化する機能を搭載したDATドライブ『HP
SureStore DAT8/24』を発表した。
HP SureStore DAT8/24は、“HP OBDR(One Button Disaster Recovery)”と呼ばれる機能を搭載する。HP
OBDRに対応するDATドライブとコンピューター本体、バックアップソフトを組み合わせて使うことで、障害発生時のデータ復旧作業を迅速・簡素化できるというもの。障害からの復旧時には、コンピューター側がDATドライブをブート可能なCD-ROMドライブとして認識、必要最小限のOSとデータリストアのプログラムが自動的にHDDにコピーされた後、通常のリストア作業が終了するのを待つだけとなる。
HP OBDRに対応するPCサーバーは、現在、同社の『HP NetServer E50/60』と『HP
NetServer LC3』、および『HP Kayakシリーズ』全機種。また、HP OBDR対応バックアップソフトとして、同社の『Colorado
Backup II』がある。
SureStore DAT8は、DDS2に対応し、容量は8GB、価格は19万8000円。SureStore
DAT24は、DDS3に対応し、24GBの容量を持つ。価格は25万8000円。2モデルとも、出荷開始は5月1日を予定している。また、6月以降は、SureStore本体にバックアップソフトColorado
Backup IIを同梱する予定。