松下電器産業(株)は、米Advanced System Products(AdvanSys)社のIEEE1394ボードとソフトウェアをセットした『IEEE1394ソリューションパッケージ』と、Ultra2
SCSIチップ『ASC38C800』、および同チップを使ったUltra2 SCSIボードをOEM向けに、松下電器産業国際商事本部を通じて発売する。
AdvanSys社会長ピーター・チェン博士(Dr.Peter Chen) |
松下電器産業は昨年8月に、AdvanSysと、AdvanSys製品の日本でのOEM向け販売について提携を行なっており、この4月から事業を開始しているという。
『ASB-30400』(試作品) |
『IEEE1394ソリューションパッケージ』は、IEEE1394ホストアダプター『ASB-30400』とビデオキャプチャーソフトウェア『Super1394』から構成される。ASB-30400は、IEEE1394ポート3つを持つPCIボード(rev.2.2)で、ACPI、PC99に準拠している。ACPI機能以外はPCI(rev.2.1)でも使用可能。この製品は同社製IEEE1394シングルチップ『ACP-30C400』を搭載し、最大400Mbpsの非同期転送とアイソクロナス転送をサポートする。Super1394はWindows
98に対応し、ASB-30400に接続したDVカメラからの映像をキャプチャーすることができる。このIEEE1394ソリューションパッケージは、5月からOEM販売のための評価版をサンプル価格1万3500円で提供を開始し、7月に販売開始の予定。
『ASB3940U2W』(試作品) |
ASC38C800は、40MIPSの演算速度を持つRISCプロセッサーを利用したUltra2
SCSIシングルチップコントローラーで、従来のUltra2チップに比べておよそ2倍の処理能力を持つというもの。Windows
3.1/95/98/NT、Novell NetWare、SCO Openserver、SCO UnixWare、Linux、Sun Solaris、MacOS
8.5に対応している。Windows用に、導入およびSCSI機器のチェックが行なえるユーティリティーソフトウェア『SuperSCSI』が提供される。このコントローラーは7月に販売予定だが、現時点ではサンプル価格は未定。このASC38C800コントローラーを搭載したホストアダプターボード『ASB3940U2W』も8月にサンプル価格2万8000円で発売される予定。