日本ヒューレット・パッカード(株)は14日、都内で記者会見を開き、3Dグラフィックス向けのWindows
NTワークステーション『HP VISUALIZE(ビジュアライズ)パーソナル・ワークステーション』シリーズを発表した。
同社では、一般の3Dグラフィックス向けにWindows NTワークステーション『HP
KAYAK(カヤック)』シリーズを販売しており、今回追加された『HP
VISUALIZEパーソナル・ワークステーション』はこれの上位シリーズに位置付けられている。機械系CAD/CAM/CAEや、3Dアニメーション作成などでの使用をターゲットにしている。
『HP VISUALIZE パーソナルワークステーションPクラス』 |
『HP VISUALIZE パーソナルワークステーションXクラス』 |
今回発表したのは、CPUにPentium IIIを採用した『HP VISUALIZE
パーソナルワークステーションPクラス(以下Pクラス)』と、Pentium III
Xeon搭載の『同Xクラス(以下Xクラス)』の2機種。
両機種とも、本体前面左上部に、動作異常の原因となるような障害が発生した際にそれを知らせるLCDディスプレー“HP
MaxLife”を搭載する。また、CPUやHDDなどを冷却するために、独自の“HPウルトラフロークーリングシステム”を装備している。
“HP MaxLife”。正常に動作している場合は写真のようにスマイルマークが表示される |
『Pクラス』は450MHzと500MHz版が、『Xクラス』には500MHzと550MHz版が用意されており、合計4モデルのラインナップとなる。いずれもデュアルプロセッサーに対応する。メモリーはECC対応のSDRAMを、HDDはUltra
Wide SCSI対応ドライブ(6.2GBは毎分7200回転、9.0/18.0GBは毎分1万回転)を採用している。
グラフィックは、OpenGL対応の3Dグラフィックカード『HP VISUALIZE-fx』シリーズが提供される。同シリーズは、グラフィックエンジンに米HP社が開発したPA-RISCジオメトリ・アクセラレーターを採用している。ビデオメモリーは最大40MBまで搭載可能で、3Dモデリング、3Dアニメーションなどのグラフィック描画に特化している。各モデルのスペックは以下の通り。
機種名 |
HP VISUALIZE モデルP450 |
HP VISUALIZE モデルP500 |
CPU |
Pentium III-450MHz(デュアルプロセッサー対応) |
Pentium III-500MHz(デュアルプロセッサー対応) |
チップセット |
Intel 440BX |
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メモリー(最大) |
128MBECC対応SDRAM(768MB) |
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HDD |
6.2GB(Ultra ATA:毎分7200回転)/9.0GB/18.0GB(Ultra Wide SCSI:毎分1万回転) |
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グラフィックカード |
HP VISUALIZE-fx2+/fx4+ |
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ビデオメモリー |
18MB(SGRAM) |
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ネットワーク |
10BASE-T/100BASE-TX対応インターフェースカード |
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CD-ROMドライブ |
最大32倍速CD-ROM/最大6倍速DVD-ROMドライブ(最大2台搭載可能) |
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インターフェース |
シリアル×2、パラレル×1、PS/2×2、USB×2 |
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拡張ポート |
AGP×1、PCI×3、PCI/ISA×1、ISA×1 |
|
サイズ |
幅475×奥行き405×高さ413mm |
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重量 |
約17kg |
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OS |
Windows NT Workstation4.0(SP4) |
機種名 |
HP VISUALIZE モデルX500 |
HP VISUALIZE モデルX550 |
CPU |
Pentium III Xeon-500MHz(デュアルプロセッサー対応) |
Pentium III Xeon-550MHz(デュアルプロセッサー対応) |
チップセット |
Intel 440BX |
|
メモリー(最大) |
128MBECC対応SDRAM(768MB) |
|
HDD |
9.0GB/18.0GB(Ultra Wide SCSI:毎分1万回転) |
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グラフィックカード |
HP VISUALIZE-fx2+/fx4+/fx6+ |
|
ビデオメモリー |
18MB(SGRAM) |
|
ネットワーク |
10BASE-T/100BASE-TX対応インターフェースカード |
|
CD-ROMドライブ |
最大32倍速CD-ROM/最大6倍速DVD-ROMドライブ(最大2台搭載可能) |
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インターフェース |
シリアル×2、パラレル×1、PS/2×2、USB×2 |
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拡張ポート |
AGP×1、PCI×3、PCI/ISA×1、ISA×1 |
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サイズ |
幅266×奥行き406×高さ522mm |
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重量 |
約23kg |
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OS |
Windows NT Workstation4.0(SP4) |
BTO方式を採用しているため、価格は製品構成によって異なるが、たとえば、Pentium III Xeon-550MHz、Intel 440BXチップセット、メモリー128MB(ECC対応SDRAM)、9GBHDD(Ultra Wide SCSI対応)、グラフィックカードは『HP VISUALIZE-fx2+』で、最大32倍速CD-ROMドライブを搭載するXクラスのモデルで、128万2000円となる。プレインストールOSはWindows NT Workstation4.0(SP4)で、ディスプレーはオプションとなる。同社では、同シリーズの今後1年間の目標販売台数を7000台としている。