12日、ビジネス向けソフトウェア開発のエー・エム・アール(株)が4日付けですべての業務を停止し、現在自己破産申請にむけて準備中であることが明らかになった。民間の信用調査機関、帝国データバンクによると、負債総額は'98年9月の時点で約8億3500万円。同社は'83年10月の設立で、ベンチャーキャピタルの出資を受け、ビジネスソフトを中心にソフトウェア開発を手掛け、'94年には9億5600万円の売り上げを計上していた。
しかし、近年は売り上げが低下し、'98年の売り上げが3億2000万円にとどまっていた上、開発資金を中心とした負債が増加、本日、2回目の不渡りを出し、事実上倒産した。12日現在、同社ウェブサイトには「都合により、すべての製品のサポートを一時休業いたします」というメッセージが掲載されている。