全国5都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)で開催される日本写真機工業会主催の“'99日本カメラショー”。その東京会場にあたる東京・池袋サンシャインシティでは、本日から3日間にわたってカメラショーが開催される。このレポートではカメラショーから、現在発売されているデジタル関連商品を中心に紹介する。
開幕同時に大勢のカメラファンたちがおしかけ、会場は異様な熱気につつまれた |
キヤノン、カメラだけでなくHMDも
キヤノン(株)のブースには、同社が2月25日に発表したヘッドマウントディスプレイ、『グラスタイプディスプレイ
GT270』が展示されていた。液晶パネルには0.6型27万画素のポリシリコンアクティブマトリックスTFTを採用し、2メートル先の52型テレビと同じ感覚で映像を鑑賞できるという。入力はAV入力端子とS端子、ビデオ入力端子をもつ。価格は8万5000円。メガネをかけたまま装着しても違和感が無く、意外に軽かった。・【関連記事】:キヤノン、眼鏡型ディスプレー『GT270』を発表
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眼鏡をかけたままでも、違和感なく装着できた |
『DIGITAL PHOTO STATION PA-200』(6万9800円)は、デジタルカメラで撮影した画像を120MBのFD“スーパーディスク”に記憶させ、デジタルアルバム作成をおこなうもの。画像データのプリンターへの直接出力や、画像編集もできる。
・【関連記事】:キヤノン、2.5倍の光学ズームを搭載した『PowerShotA5Zoom』を発表
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PA-200を使ったデモ |
デジタルビデオカメラ『PV1』 |
デジカメで撮った写真を即プリント
セイコーエプソン(株)のブースには、カラリオシリーズと、デジカメの画像データを直接カラー印刷できる『printon(プリントン)』(6万9800円)が展示されていた。インクは黒を含めて6色カラーインクを採用し、印刷可能の最大サイズはA4まで。印刷スピードは高画質モード(縦1440×横720dpi)ではがきサイズが95秒、A4サイズだと4分32秒。printon、右のコントロールボックス部にPCカードスロットがある |
実用指向のデジカメが多い富士フイルム
富士写真フイルム(株)のブースでは、『FinePix2700』が展示されていた。1/2インチインターライン方式230万画素のCCDを搭載しており、最大画像出力サイズは1800×1200ピクセル。シリーズ初のレンズカバーを内蔵している。また、1/2インチ150万画素CCDを搭載し、防水/防塵加工などを施した工業用の『BIGJOB
DS-260HD』も展示されていた。・【関連記事】:富士フイルム、230万画素の小型軽量デジタルカメラ『FinePix2700』を発表
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・【関連記事】:富士フイルム、防水/防塵ながら150万画素光学3倍ズームを実現したデジタルカメラを発売
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ワンポイントの赤いラインがニコンらしい
(株)ニコンのブースでは、『COOLPIX950』と『同700』を展示していた。どちらもCCDには1/2インチ211万画素のものを採用しており、最大画像出力サイズは1600×1200ピクセル。価格は950が12万5000円、700は未定。また、2月15日に発表した、一眼レフ型のデジタルカメラも参考出展されていた。・【関連記事】:ニコン、デジタルカメラ『COOLPIX』シリーズ2機種を発売
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『COOLPIX 700』、まだ、デザインなどは正式版ではないらしい |
参考出展されていた一眼レフタイプのデジタルカメラ |
・【関連記事】:ニコン、一眼レフタイプのデジタルカメラの開発を発表
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初心者でも十分楽しめる
会場内には、撮影会や写真撮影技術についてのトークなどが行なわれる“イベントブース”や、写真について相談できる“写真相談コーナー”、撮影実践セミナーなども用意されている。また、東京会場では隣接の文化会館で“写真・映像用品ショー”も同時に開催されている。どちらも入場料は無料。カメラを熟知した人も、これからカメラをはじめようという人も十分楽しめるだろう。講演開始前から、座席はすでにいっぱい |
三洋電機(株)のブースでは水着姿のコンパニオンの撮影会が |
☆'99日本カメラショー開催スケジュール
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- '99日本カメラショー 日本写真機工業会問い合わせ:TEL.03-5276-3891