マクロメディア(株)は、『Macromedia Director 7 Shockwave Internet Studio
日本語版』を3月29日に発売する。Windows版とMacintosh版が用意されている。
同製品は、マルチメディアコンテンツ制作ツール『Macromedia
Director 7 日本語版』のほか、ウェブ上でDirectorコンテンツを配信するためのプラグイン『Macromedia
Shockwave 7』、ウェブ上での情報を共有できるツール『マルチユーザサーバー』、サウンドエディター『BIASPeak
LE(英語版)』(Macintosh版)、『Sonic Foundry SoundForge XP(英語版)』(Windows版)で構成されている。
Director 7 日本語版は、HTMLやHTTP、HTTPS、CGI Post、XML等、インターネット上の各種プロトコルおよびフォーマットをサポートしたことで、作成したコンテンツをウェブへ発信できるようになった。既存のHTMLコンテンツの統合や、電子商取引アプリケーションの作成などが行なえる。マルチメディアハイパーリンクとハイパーテキストを利用して、ナビゲーションシステムを構築することも可能。
新たに追加された“ライブラリ”パレットには約100種類のビヘイビアが収録されており、インターフェースデザインや特殊効果といった用途/目的別に分類されている。これらは、対象オブジェクトにドラッグ&ドロップするだけで追加できる。
また、8ビットの透明度情報(アルファチャンネル)を表現できるようになり、透明度の制御や回転、変形などを利用したスプライトアニメーションを作成できる。『Macromedia
Fireworks』との親和性も高まり、Fireworksの“ドロップシャドウ”や“エアーブラシ”、“ぼかし”といった効果をDirector上で表示することも可能となった。
拡張されたリッチテキストと“Shocked Fonts”機能により、プラットフォームやブラウザーに関係なくテキストを表示できる。テキストはアンチエイリアス処理されて表示されるため、コンテンツ実行時にも編集が可能。
価格は、標準パッケージが12万8000円、エデュケーション・シングルパック(学校法人施設用)が6万4000円、エデュケーション・10パック(同)が50万円、ステューデントバージョン(中、高、大学および各種専修学校等の在学生対象)が5万8000円。アップグレード料金は4万8000円。なお、2月18日から3月29日までに『Macromedia
Director 6.5J』、または『Macromedia Director 6.5J Multimedia Studio』を購入したユーザーには、同製品への無償アップグレードを行なう。