三菱電機(株)は、TFTカラー液晶ディスプレー2機種を25日に発売する。18.1インチモデルの『RDT180S』はSXGA対応で価格は45万8000円。15インチモデルの『RDT150S』はXGA対応で13万8000円。
右が『RDT180S』、左が『RDT180S』 |
両モデルとも表示可能色数は1619万色。液晶パネル自体の表示色数は26万色だが、同社が独自に開発した“Frame
Rate Control(FRC)”回路により、擬似的に1619万色を表示する。
同社が新たに開発したASIC(特定用途向けIC)を搭載し、一定時間で周波数をチェックして最適な画面位置を調整する“オートアジャスト機能”を搭載する。
階調表示を最適化する中間色補正回路(ガンマ補正回路)を搭載する。階調表示の調整は“テキスト”、“グラフィック”の2つのモードから選択可能で、モードの切り替えはOSD(オンスクリーンディスプレー)で行なえる。
本体前面にあるスイッチ |
OSDでテキスト/グラフィックのモード切り替え画面を表示 |
両モデルとも“スムージングファイン機能”を搭載する。同機能はVGA・SVGA・XGA(RDT180Sのみ)を表示した際にテキストなどの表示荒れを低減するもの。
オプションとして、USB機器を3台まで接続可能なUSBポートが提供される。本体背面に装着して使用する。価格は未定だが、1万円前後を予定しているという。
本体背面のカバーをはずしたところ。ここにUSBポートを接続する |
同社映像情報事業本部の小池克彦事業部長は、「'98年9月に9万9800円の14インチTFT液晶ディスプレー『RDT141X』を発売して以来、月産2万台ペースで生産してきたが、現在それを上回る3万台の受注があり、国内生産だけでは追いつかない状態。TFT液晶ディスプレー市場で高い評価を受けていることを実感している」と語った。
左から映像情報システムセンターディスプレーモニター統括部・利安雅之部長、映像機器事業部営業第1部・小池克彦部長、映像機器事業部・太田喜一郎部長 |
機種名 |
RDT180S |
RDT150S |
表示領域 |
359.0ラ287.2mm |
304.1ラ228.1mm |
画素数 |
1280ラ1024 |
1024ラ768 |
画素ピッチ |
0.2805mm |
0.297mm |
水平周波数 |
24.8~80.5KHz |
24.8~60.5KHz |
水平視野角 |
140度(+70度、-70度) |
← |
垂直視野角 |
110度(+70度、-40度) |
120度(+50度、-70度) |
本体サイズ |
幅460×奥行き220×高さ481mm |
幅392×奥行き160×高さ374mm |
重量 |
9kg |
5.6kg |
価格 |
45万8000円 |
13万8000円 |