日本アイオメガ(株)は、米アイオメガ社が2日付けで新マーケティング戦略を明らかにしたと発表した。Zipドライブ/ディスクを“デジタル・エイジ・ディスク”として位置づけ、新たな市場開拓を図るという。すでに、パソコン以外のZipドライブ対応製品を企画・開発する専門部門“Beyond-PC
Applications”を発足させている。年内に米WebSurfer社がセットトップボックス『WebSurfer
Pro』を、米マイクロテック社がスキャナー『ImageDeck』を発表する。
WebSurfer社の『WebSurfer Pro』は、Zipドライブをパラレルポートに接続することで、インターネットからダウンロードしたファイルなどを直接Zipディスクに保存できるのが特徴。価格は、249ドル(約3万円)。今後、アイオメガ社とWebSurfer社は、内蔵型Zipドライブを搭載したセットトップボックスを共同開発する同意書を交わしている。
マイクロテック社の『ImageDeck』は、Zip Built-Inドライブ(内蔵型のZipドライブ)を搭載したスキャナー。スキャナで取り込んだ写真や文書を直接Zipディスクに保存できる。価格は、500ドル(約6万1000円)。
米アイオメガ社は、ゲーム機、デジタルカメラ、ナビゲーションシステムなどの分野にもZipドライブの新たな用途を提案していきたいとしている。