米マイクロソフト社は4日(現地時間)、Webブラウザー『Internet
Explorer 5.0』の一般向けβ版を公開した。Windows 98、Windows 95/NT4.0、Windows3.1/NT3.51、UNIX(Solaris)用が用意されている。
IE5.0では、安定性や操作性といったパフォーマンスを向上させたという。まずURLの入力や検索など繰り返し行なう作業を自動化し、ブラウジング操作を簡単にする“IntelliSense”テクノロジーがさらに強化された。“http”やスラッシュなどの誤入力を自動的に修正する“AutoCorrect”機能を搭載。また、IE4.0から導入されている“AutoComplete”機能では、URLを途中まで入力すると、過去にアクセスしたことのあるサイトの中から該当するものを一覧表示し、そこから選択可能となった。そのほか、新検索機能“Search
Assistant”では、入力するキーワードに対し、“Web Page”や“Person's
Address”、“companies and organizations”といった検索対象のカテゴリーを設定できる。
また、ポータルサイトやコンテンツサイト運営者向けのWeb
Accessoriesも公開された。これはブラウザーのウインドーとは別に表示されるExplorerバーに、コンテンツや広告を継続して提供できるというもの。このExplorerバーはカスタマイズ可能で、IE5.0向けに拡張した情報を提供できる。現在、Alexa、Bloomberg、MSN、New
York TimesがWeb Accessoriesの利用を予定。
なお、IE5.0βの日本語版は「10日後ぐらいにリリースされる」(マイクロソフト(株)広報)という。