米ネットスケープ・コミュニケーションズ社は、8月19日(現地時間)、『Netscape
Communicator 4.06』を発表した。同バージョンでは、問題となっていたMessengerのセキュリティーホール、200文字以上の長いファイル名のメール問題を解決した。
加えて、『Communicator 4.5PR1』の機能が一部先取りされている。ユーザーにパーソナライズしたサービスを提供する“My
Netscape”のTool barへのボタンの追加。同社の運営する情報サイト“Netcenter”との連携を強化する“Smart
Browsing”戦略に基づく機能の追加である。“Smart Browsing”は、Navigatorのlocation
barに直接キーワードを入力するだけで、検索結果が出力できる“Internet
Keyword”、閲覧しているWebページと関連したWebサイトを検索、表示する“What's
Related”や、Webコンテンツを内容などによってフィルタリングする“NetWatch”などの機能から構成されている。
このほか、JDKのサポートの改善が行なわれる。さらに、米マクロメディア社のFlashプラグインとMacintoshユーザーのため、Netscape
MessengerにEudoraからEメールとアドレス帳をインポートするEudoraインポートユーティリティがbuilt-inされた。なお、日本語版は、米国版リリースから10日ほどでリリースされるものと見られている。