コムテック(株)は、ニュージーランドのグレート・エルク社が開発したデータベース/データウェアハウス分析ツール『PANORAMA(パノラマ)』の販売に関し、日本国内での独占販売契約を締結した。本日より販売を開始する。
これまで、エンドユーザーが基幹システムに蓄積されたデータベースを利用するとき、開発部門に依頼してデータを取り出す方法が主流であった。これに対し、同ソフトではデータベースソフトウェアに知識のないエンドユーザーが自らの操作で、データ抽出・分析を行なえる。会話形式で条件を変更・追加できる“会話式ドリルダウン”を取り入れ数値データ分析を容易にした。またWebブラウザーからのアクセスも可能で、遠隔地からのデータベース参照にも対応できる。
ドラッグ&ドロップ方式によるグラフ作成が可能な『PANORAMA』 |
『PANORAMA』は、全国の主に外資系金融会社をターゲットにしている。当面は直販のみで既存顧客を中心に販売していく予定。今年度中1000ライセンスの販売を目標に掲げている。開発元のグレート・エルク社は95年の同ソフト発売以来、米やカナダをはじめとする8ヵ国で3000ライセンスの販売実績を持つ。
同社はまた、SFA(営業支援システム)ツールの『Visual Elk(ビジュアル・エルク)』を世界各国の大手企業に導入させることにも成功している。『Visual
Elk』も日本では数ヵ月後にコムテックが代理店として販売する。
コムテック伊倉佳紀社長(左)とグレート・エルク社ウェイン・ホール氏(右) |
『PANORAMA』の価格は1クライアント13万7000円から。動作環境はWindows95/NT4.0、メモリ16MB以上。対応可能なデータベースは、Microsoft
SQL Server/Microsoft Excel/Microsoft Access/Microsoft FoxPro/IBM DB2/IBM
SQL400/Sybase/Informix/Ingres。
(報道局 清水久美子)
・コムテック(株)
http://www.ct-net.co.jp/
・グレート・エルク社
http://www.greatelk.com/