(株)ワコムは、13.3インチのXGA(1024×768ドット)対応TFT液晶を搭載した液晶ペンタブレット『PL-400』を7月15日に発売する。オープン価格だが、実売価格は30万円前後の見込み。
PL-400は、26万色表示が可能な13.3インチカラーTFT液晶画面に、ペンで直接入力するペンタブレット。筆圧、消しゴム機能をサポートしている。PCIバス用の専用デジタルインターフェースボードにより接続するため、特別な設定作業は不要。アナログRGBインターフェース経由で別のディスプレーに接続することも可能という(Windows
98のマルチディスプレーに対応)。
同社が6月1日に発売した手書き文字入力ソフトウェア『PenFEP/Jr』と組み合わせれば、キーボードやマウスを使用せずに文字が入力できる。サイズは幅349×奥行き42×高さ298mm(スタンド除く)、重量は2.9kg(スタンド含む)。
専用のインターフェースボード(標準装備)はビデオチップにTrident社製Cyber9397を使用し、ビデオメモリーを4MB搭載している。
同社の山田正彦取締役は同製品について「モニターやタブレットではなく、次世代のデジタルペーパーであり、キーボード、マウスに変わる第3のインターフェース」と述べた。
従来機種のPL-300は医療分野で電子カルテとして、DTMでは書き込み可能な楽譜として使用されている。こうした分野を中心に売り込むという。(報道局
植草健次郎)
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