【NetWorld+Interop 98 Tokyo】“Gbit Ethernet Allience”副会長、Bruce Tolley氏が講演
1998年06月03日 00時00分更新
開催中の“NetWorld+Interop 98 Tokyo”で、“Gigabit Ethernet Allience”副会長(米3com社マネージャー)のBruce
Tolley(ブルース・トレー)氏が、“次世代をリードするギガビット・イーサーネット”と題する講演を行なった。この中で、光ファイバーなどを使用する際の1000BASE-Xの規格草案(“802.3z/D5.0”)が、すでにIEEEに提出されており、6月25日にも最終決定されるとの見通しを明らかにした。
1000BASE-Xの規格は、当初、3月に最終決定される予定だったが、決定が3ヵ月も遅れてしまった。この点について、同氏は、「光ファイバーの中をレーザーによる光線が通過する際に、直進する光と、ケーブルの中で反射しながら進んでいく光との間で、到達時間に差ができてしまうので、時間の差が出ないような規格を定めるのに時間がかかってしまった」と説明している。
また、既存のCat5ケーブルでのGbit Ethernetの使用を目的として定められる1000BASE-Tの規格草案(“802.3ab/D2.1”)は、すでに基本合意に達しており、7月からGigabit
Ethernt Allienceのワーキンググループによる投票を開始、'99年3月にも最終決定される予定という。(報道局 佐藤和彦)
http://www.gigabit-ethernet.org/