富士ゼロックス(株)は、A3対応のカラーレーザープリンター『Color
Laser Wind 3320PS』を29日に発売する。同製品は、米アドビシステムズ社のAdobe
PostScript 3を採用した、米Electronics for Imagin(EFI)社製のFiery(ファイアリー)
X2eコントローラーを搭載している。
Fiery X2eコントローラーは、富士ゼロックスと米Electronics for Imagin社が共同開発した製品で、今回の製品発表では、米EFI社のDan
Avida氏が「米ゼロックスとは、今後も提携関係を強化する」ことを明らかにした。
『Color Laser Wind 3320PS』は、CPUにMIPS R4700-133MHzを搭載。各色256階調(1670万色表示可能)、標準で600×600dpi、グラデーション部は4800dpi相当の高解像度を実現。消費電力は最大1100W、パワーセーブ時35W以下。プリント速度はA4カラーで1分当たり4枚。幅560×奥行き641×高さ490mm、重さ69.5kg。価格は89万8000円。
また、同社が独自開発したカラーインクジェットプリンター『Jet
Wind 300C』を6月に、また、米ゼロックス社が開発したプリンターやFAXなどの複合機『Document
WorkCentre 450c』を7月に発売することも発表した。
『Jet Wind 300C』の解像度は、カラーインク使用時は400×400dpi、専用のフォトインク使用時は800×800dpi。B4からはがきサイズまで印刷可能。消費電力は待機時8W、稼働時は約30W。プリント速度はA4で、モノクロテキストの場合1分当たり4枚、フォトインク使用時で1分当たり0.2枚。幅390×奥行き314×高さ202mm、重さ4.2kg。価格は4万2800円。
『Document WorkCentre 450c』は、カラープリンター、FAX、コピー、スキャナー、PC
FAXと1台で5つの機能を備えた複合機。プリンター機能は、解像度は300×300dpi、A4サイズでフルカラーの場合1分当たり0.7枚、モノクロで1分当たり2.2枚のプリント速度。また、FAX機能は、14.4Kbpsのモデムを搭載しA4サイズなら約6秒で電送が可能という。幅419×奥行き444×高さ305mm、重さ8.2kg。価格は9万8000円。(報道局 佐藤和彦)
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