(株)大塚商会は10日、2000年6月中間期決算(2000年1~6月)を発表した。それによると、売上は1687億1500万円で、前年同期比2.9パーセント増となり、純利益は27億3100万円、1株当たり利益は95円29銭となった。
同社の属するIT関連業界では、年初においてY2K問題の後遺症により需要が一時的に落ち込む現象が見られたが、その後、パソコン、サーバー、通信機器など、情報技術関連の設備投資需要が、金融・保険業のほか、卸・小売業を中心に旺盛となり、総じて好調に推移したという。このような状況のもと“顧客満足度の追求”を重要視した事業を展開し、ユーザーの多種多様なニーズに対し“マルチベンダー&マルチフィールド”としてさまざまな提案を行なったことが増収増益に繋がったとしている。
なお、通期の業績は、売上高が3255億2000万円、純利益が38億1300万円、1株当たりの年間配当金は15円を予想している。