日本ヒューレット・パッカード(株)(以下日本HP)は10日、サイボウズ(株)と、ウェブブラウザーから使用できる統合型グループウェア『サイボウズOffice
3』の販売で提携し、バンドル製品の販売や試用サイトの運営で協力していくと発表した。小中規模グループウェア市場に向けて、同ソフトや『HP
NetServer』製品の拡販を目指すという。
両社は、サイボウズOffice 3の試用サイトを共同で構築/運営する。試用時に構築したユーザー環境を、そのままISPデータセンターを使用したレンタルサーバー環境へ移行できるほか、同環境をプリインストールしたサーバーの導入も可能となる。サービスは、7月下旬に順次開始する。
また、日本HPが7月1日から出荷するローエンドPCサーバー『HP NetServer
E200』、『同E60』、『同LC2000』の3モデルに、サイボウズOffice 3のトライアルライセンスCDがバンドルされる。さらに、HP
NetServer E200に、レッドハット(株)のOS『Official Red Hat Linux 6.2J』や、60日間試用ライセンス付きサイボウズOffice
3をプリインストールしたグループウェアアプライアンスサーバーの販売を6日に開始した。日本HPのオンラインショッピングサイト“HP
Business Store”で販売し、代理店経由での販売も順次開始する。Pentium
III-600MHz、64MBメモリー(SDRAM)、9.1GBのHDD(Ultra wide SCSI)、最大40倍速のCD-ROMドライブ、10/100Base-TXネットワークアダプターなどを搭載し、価格は22万9800円から。サイボウズ
Office3のライセンス料は同製品購入後にサイボウズのホームページで購入することになる。