インテル(株)は29日、同社のインテルオンラインサービス事業部が、東京にインターネットデータセンターを開設し、e-ビジネスソリューションの開発に対応したウェブホスティングサービスの提供を30日に開始すると発表した。
同データセンターでは、高度なセキュリティー設備、2重化された電源供給、冷却装置、2重化された高速インターネット接続を提供するという。1000台以上のサーバーを収納でき、企業のハードやソフトの持ち込みや、同社が提供する専用サーバーの使用も可能とする。
提供するサービスは、e-ビジネスソリューションを構成している、複雑に組み合わせられたソフト/ハード/ネットワーク/インフラストラクチャーのコンポーネントを、24時間監視/管理するアプリケーションホスティングサービス。サービスレベルアグリーメントに基いて、アプリケーションとサービスにおける100パーセントの可用性を保証するという。ユーザーのe-ビジネスソリューションの開発/統合をサポートするために、日本電気(株)/沖電気工業(株)/プライスウォーターハウスクーパースBPOジャパン(株)などのe-ビジネス/インターネット関連企業と協業する。そして、ユーザーのソリューションが稼動するホスティングプラットフォームを強化/整備し、開発の高速化や、信頼性/性能の向上に重点を置くという。
現在、ホスティングサービスの提供を予定している企業は、日本電気、インタラクティブTV向けコンテンツプロバイダーである(株)オルカビジョン、(株)トミーの3社。
インテルオンラインサービス事業部は、米インテル社の子会社Intel
Online Services社のサービスを日本で提供する部署。同社は、インターネットサービスのホスティング/ビジネスアプリケーション/e-コマース向けサービスを提供する。