女優で歌手の中山美穂は、7月7日の午後7時よりオフィシャルサイト『中山美穂オフィシャルホームページ』をリニューアルする。同時にセルフプロデュースによるWebのみで活動を行う新レーベル『STARDUST-TABLE』の運営を開始し、第一弾として本人がスタンダードナンバーの“スターダスト”をカバーした『スターダスト(2000ver.
Take23)』*の有料配信を開始する。
*正式には、『スターダスト(2000ver.
Take23)』from Mifo Official web site『Stardust Table』という楽曲名となる。
現在の『中山美穂オフィシャルホームページ』。7月7日 以降はリニューアルページが登場 |
運営自体は、インディーズ系アーティストをはじめとする音楽配信をしている『MP3JAPAN』を運営している(株)プロシードの協力によって行なわれるもので、レコード会社などの協力を得ずにアーティストが自らが有料音楽配信をする初めてのケースとなる。料金は1曲350円となる予定だ。
楽曲は、ユーザーの便宜を図る意味も含め、あらゆる形式のフォーマットでの配信が予定されており、現在考え得るメジャーな配信形式で配信される。
すでに決まっているのは、Windows Media Player、Twin VQ(NTTコミュニケーションズ)、Liquid
Audio(リキッドオーディオ)、MP3(Music.co.jpおよびMP3 JAPAN)で、デジキューブなどの衛星を使った配信も予定されている。なお、現在、ソニーのATRAC
3については、調整中だ。
プロシードのディレクター、白坂宏至氏によれば、「新レーベル『STARDUST-TABLE』は、活動をWebに限定して行なわれるもので、今後は日本の名曲やジャズ、ポップスのスタンダードなど中山さん本人が気に入った楽曲を発信する趣味性の高いものとなりそうです。中山さん以外のアーティストが、中山さんとのコラボレートによって、楽曲を配信する可能性もあります」とのこと。
サイトそのものもリニューアルによって、さまざまな試みが開始される。新サイトのコンセプトは“メディア・ギャラクシー”で、インターネットという銀河をフィールドとした総合メディア、と位置づけられている。
内容は、バイオグラフィー、ディスコグラフィーなどのアーティスト本人に関する情報コンテンツはもちろんだが、アーティスティックなグッズを紹介するECページや連載を含めたWebマガジンも発信する。また、ファンとの、ファン同士の交流を図るページ“Me
for You”もパワーアップする。
星先案内人として、占星術師の鏡リュウジ氏が参加するなど、コンテンツ制作において中山がさまざまなアーティスト、クリエイターとコラボレートすることで、本人がある種メディアとなって発信していくことになる。