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日本IBM、インターネットビジネス立ち上げを支援する“イノベーション・センター for e-business”を開設

2000年05月31日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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日本アイ・ビー・エム(株)は、企業のインターネットビジネス立ち上げを支援するコンサルティングセンター“イノベーション・センター for e-business”を6月1日に開設、業務を開始する。ビジネスモデルの作成からウェブサイトのデザイン決定、システム構築まで一貫して手掛けるサービスを提供するのが狙いだ。31日はセンターの開所式が行なわれ、同社は「e-Businessに困ったら駆け込める“総合病院”にしたい」と意気込んでいる。



同センターの英語名称は“Tokyo Center for IBM e-business Innovation”。米IBMは全世界でセンターの設置を進めており、東京はアジア太平洋地域では初めてのセンターとなる。日本アイ・ビー・エム箱崎事業所(東京都中央区)の7階に開設され、マルチスクリーンを備えたブリーフィングルーム6部屋が設けられている。

マルチスクリーンを備えたブリーフィングルーム。この部屋には一方に4面、もう一方に2面のスクリーンを備える。競合他社のウェブとの比較表示などに活用するという
マルチスクリーンを備えたブリーフィングルーム。この部屋には一方に4面、もう一方に2面のスクリーンを備える。競合他社のウェブとの比較表示などに活用するという



同センターでは、インターネットビジネス立ち上げを希望する企業に対するコンサルティングが主に行なわれる。まずデモを交えて現状の問題点を洗い出す無料セッションを行なった後、ビジネスモデル立案やサイトデザイン、システム構築までを話し合う4日間の有料セッションにより具体的な構想を詰める。e-Business関連の窓口を一本化することで、迅速かつ一貫した対応を行なえる“e-Businessのポータル”を目指すという。

コンサルティング要員として同社のコンサルタント約100人を配置。また企業の要望に合わせて、パートナー企業の製品やサービスを紹介し、企業の多彩な要望に応える体制を整えた。

開所式で日本アイ・ビー・エム社長の大歳卓麻氏は、「e-Businessはもはや啓蒙から実践の時代に移ってきた」と指摘。その上で「しかし何をすればいいのか悩んでいる経営者が多いのも事実。インターネットで何をするのか、具体的に提示する場にしたい」とセンター設立の狙いを語った。

日本IBM社長の大歳卓麻氏 日本IBM社長の大歳卓麻氏

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