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東映アニメーション、NTT東日本、セルシスの3社がワイドLANサービスでアニメ製作を支援する“東映アニメ製作ネットワークシステム”の運用を開始

2000年05月09日 00時00分更新

文● 編集部

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東映アニメーション(株)、東日本電信電話(株)(NTT東日本)、(株)セルシスの3社は9日、東映アニメーションと外注先のアニメプロダクションを通信回線で結んだアニメ製作支援システム“東映アニメ製作ネットワークシステム”(略称はPRO2NET、プロツーネット)の運用を、15日に開始すると発表した。
東映アニメーションのアニメ製作は、数十社の外注先との分業制であり、従来は自動車や宅配便を利用してアニメデータの回収を行なった。また、製作途中でもアニメデータの修正作業が常に発生し、回収回数の増加や工程管理の煩雑化といった問題が発生した。同システムは、NTT東日本が提供する光ファイバー通信“ワイドLANサービス”を利用してアニメデータを回収し、アニメ製作の一元的な工程管理を行ない、製作期間とコストを圧縮するもの。同システムでは、アニメの製作工程である“原画作成”、“動画作成”、“彩色(仕上げ)”、“撮影”のうち、原画作成と動画作成を手作業で行ない、彩色と撮影の作業を、セルシス製のアニメ製作支援ツール“RETAS!PRO”シリーズによりパソコン上で行なっている。NTT東日本では、この一連の製作工程を一元的に管理するために、リアルタイムで進捗状況を把握できるコラボレーションマネージメントシステム(CMS)を開発した。運用開始時の接続拠点数は10拠点であるが、10月までに23拠点に増やしていくとしている。

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