(株)ジェイ・キャスト、(株)電通、凸版印刷(株)、ケイディディ(株)、日本テレコム(株)の5社は19日、“インターネット地域情報コンソーシアム”を12日に設立したと発表した。併せて、地域やコミュニティーの情報をインターネットで効果的に活用するための実験を実施することを発表した。実験は4月25日から6月26日までの2ヵ月間、神奈川県を横浜・川崎、湘南、小田原、相模の4地区に分け、KDD、日本テレコムのどちらかとインターネット接続契約するユーザーに、地域に密着したニュースや生活情報、災害・事故、おくやみ、イベントなどを配信するもの。ユーザーのアクセスした地域は自動的に判別するシステムを使用する。配信する情報は神奈川新聞社が提供する。
インターネット地域情報コンソーシアムの石田晴久会長(多摩美大教授)は「インターネットはグローバルなメディアとして発達してきたが、この実験で、生活に役立つ地域情報をネットメディアで活用する可能性を検証する」とコメントしている。