富士通(株)は、画像や音声などのマルチメディアデータを、ドットパターン(小さな点の集合体)で紙に印刷する技術“INTACTA.CODE”を採用した新聞業界向けシステムを開発したと発表した。
INTACTA.CODEは、米INTACTA TECHNOLOGIES社
の研究開発会社であるINTACTA Labs社(本社:イスラエル)が開発した独自のドットパターン、およびその技術。今回のINTACTA.CODEの採用は、富士通とINTACTA
TECHNOLOGIESの提携により実現したもの。
富士通が開発したのは、マルチメディアデータをINTACTA.CODEに変換して紙に印刷できる『INTACTA.CODE作成プログラム』と、紙に印刷されたINTACTA.CODEを300dpi以上の汎用スキャナーで読み込み、Windowsマシン上でデータを再生できる『INTACTA.CODE再生プログラム』の2製品。
同社は作成プログラムを、国内の新聞社向けに2001年5月に発売する。なお、読売新聞社が同作成プログラムの採用を決めており、読売新聞社内で先行稼動するという。また再生プログラムは、4月19日から同社ホームページで無償配布する。