(株)日立製作所と米インプライズ/ボーランド社は11日、CORBAとJavaの開発技術に関するライセンス契約を改訂し、共同開発関係を強化することで合意したと発表した。改訂は'95年に両社間で行なったCORBAをベースにした製品表同開発関係を拡張し、新たにエンタープライズミドルウェアの機能強化に関する相互協力関係を拡大したもの。両社は、今後新たにインプライズの分散オブジェクト基盤製品『VisiBroker』に対するソースコードの機能拡張、技術的改善、品質向上を含む研究開発分野の協力関係を強化するという。
日立は、インプライズの『VisiBroker』とJava開発技術をライセンスし、日立の分散オブジェクト基盤『TPBroker』製品群とアプリケーションサーバー『Cosminexus』へ組込んでいく。また、インプライズとは、共同開発項目の拡張や共同マーケティング活動の可能性についても検討を続けていくとしている。