日本ネットワークアソシエイツ(株)は、ウイルス対策ソフト『McAfee
VirusScan 4.5J』日本語版を5月15日に、Windows NTサーバー用のウイルス対策ソフト『NetShield
4.5J』日本語版を5月30日にそれぞれ発売すると発表、本日都内で記者発表会を行なった。
『McAfee VirusScan』は、PC内のウイルス検索と駆除を行なうソフトで、販売代理店を通じて企業向けに提供されているほか、PCメーカーの各PCのバンドルソフトとしても収録されている。また、ソースネクスト(株)が『鉄壁ウイルススキャン』の名称でパッケージ販売している。
McAfee VirusScanは、これまでWindows 9x版とWindows NT版とでは異なったユーザーインターフェースであったが、4.5Jではこのインターフェースを統一した。また、従来のウイルス検索エンジンは、英語版を開発後に各国でローカライズが行なわれていたが、エンジンが日本語など2バイトコードを含む多言語に対応したことで、製品の世界同時リリースが可能となり、英語版リリースから日本語版リリースまでのタイムラグがなくなったという。そのほか、(株)シマンテックの『ノートン・アンチウィルス』やトレンドマイクロ(株)の『ウイルスバスター』といった他社ソフトのアンインストール機能などを搭載する。
対応OSはWindows 95/98/2000/NT4.0。価格は51~100ノードで1ノード6100円から、101~250ノードで1ノード5300円から。どちらの場合も使用期間は1年間。販売代理店を通じて提供するほか、企業には直接販売も行なう。
NetShield 4.5Jは、サーバーが送受信するファイルのウイルス検知を行なう企業向けウイルス対策ソフト。“中央集中管理コンソール”により、遠隔地にあるサーバーを含むネットワーク上のすべてのサーバーのウイルス検知が可能。また、“Management
Edition”により、各マシンへのソフトのインストール/アップデート、リモート管理が行なえる。対応OSは、Windows
NT4.0 Server/Windows 2000 Server。価格は、51~100ノードで1ノード7300円から、101~250ノードで1ノード6400円から。どちらの場合も使用期間は1年間。
発表会場で、同社代表取締役社長の加藤孝博氏は、「今年度は、広報宣伝プロモーションを積極的に行なっていく。これまでは、“ネットワークアソシエイツ=McAfee”というイメージだったが、実際には、ウイルス対策ソフトのほか、PGPセキュリティー製品、ネットワーク監視プロトコルアナライザー製品、今年度末から市場投入するヘルプデスク製品と、4つのプロダクトビジネスを行なっている。これらの製品が各々の分野でトップになれるよう力を入れていく」と語った。
代表取締役社長の加藤孝博氏 |