人事・給与・勤怠管理システムの開発などを行なっているアマノ(株)とSAPジャパン(株)は27日、都内において、人事業務に特化したASP事業を共同で展開していくと発表した。
アマノは、従業員数が100人~1000人程度の顧客企業をターゲットに、“インターネット給与受託サービス”“人事ASPサービス”を新事業として立ち上げる。アマノ代表取締役社長の甲本恭彬氏は、「4月中旬に子会社“サイバーシフトジャパン*”(仮称)を設立し、8月ごろより本格的に展開していく」と語った。
*サイバーシフトジャパン:アマノは、米国で同様の業務を展開している米サイバーシフト・ドットコム社(元ABI-TruTrac社)を所有
アマノ代表取締役社長の甲本恭彬氏 |
同事業に利用するソフトは“SAP HR”。両社は、ASPビジネスプランの共同作成、サービスメニューの構築、マーケティングなどを共同で行なっていくという。
SAPジャパンの代表取締役社長である藤井清孝氏は、「SAP R/3は大企業向けと思われがちだが、ASPというメカニズムで中堅企業に裾野を広げていく」と述べた。
SAPジャパンの藤井清孝社長 |
サービスの価格は従業員1人あたり、年間で8000円~1万5000円(人事ASPサービス)。アマノは、同事業の売上げを2004年に50億円~344億円と見込んでいる。