(株)アルプス社と(株)サイバーマップ・ジャパンは15日、デジタル地図事業において、幅広い分野で提携すると発表した。提携の主な内容は、アルプス社からサイバーマップ・ジャパンへの資本参加、アルプス社の地図データなどのライセンス供与、地図検索表示エンジンの共同開発などである。
パソコン用CD-ROM地図『プロアトラス』を販売するアルプス社は、サイバーマップ・ジャパンへ資本参加することにより、インターネットおよびイントラネットなどでの地図システム事業に向けた商品開発力や、タウン情報などの地図関連情報の収集力の強化を図るという。また、サイバーマップ・ジャパンは、アルプス社のデジタル地図と緯度経度データのライセンス供与を受け、これらのデータを活用して、インターネット地図情報サービス“マピオン”の機能向上を図り、リニューアルを行なうとしている。
アルプス社のCD-ROM地図ソフト『プロアトラス』 |
サイバーマップ・ジャパンの地図情報サービス“マピオン” |
そのほか両社は、インターネット上で地図データを高速に検索・表示するための地図表示エンジンの共同開発や、地図上のランドマーク情報、観光情報、タウン情報などの位置情報データベースの整備・拡充で協力していくという。