インフォテリア(株)は29日、XML(eXtensible Markup Language)の関連技術である、XSLT(eXtensible
Stylesheet Language Transformation)を処理するソフトウェアプロセッサー『iXSLT』の出荷を開始したと発表した。同社によれば、同製品はXSLT1.0勧告対応の商用プロセッサーとしては世界初の製品になるという。価格は、Windows対応版が40万円。
XSLT1.0は、1999年11月16日にW3C(World Wide Web Consortium)より勧告されたXML関連技術で、XMLで記述されたデータをさまざまな構造に変換することができるほか、XMLデータを表示サイズの異なるHTMLやiモード向けのCompact
HTMLに変換することもできる。これにより、1つのXMLデータを、PDAや携帯電話などのリクエストに応じた別々の表示形式で配信することが可能になる。
同製品は、XSLT1.0勧告に準拠したXSLT処理プロセッサーで、C++による実装で高速処理を実現。ウェブサーバーのCGIやWindows
Scripting Host(WSH)、Actibe Server Pages(ASP)などに埋め込んだり、プログラムからAPI(Application
Programming Interface)を通じて制御することができる。
同製品は、Windows 95/98/NT/2000版の出荷が開始されており、全国のインフォテリアプロフェッショナルインテグレーターを通じて販売される。今後Solaris版の出荷を予定しているという。
なお、同製品は『iHTML』の後継製品で、『iHTML1.0』の登録ユーザーには無償で提供される。