日本電気(株)は14日、VPN(Virtual Private Network)の設定および運用の効率化を実現する技術として“VPN自動コンフィグレーション技術”を開発したと発表した。
“VPN自動コンフィグレーション技術”は、GUI(Graphical User Interface)を用いたセンターの端末から、各ルーターの設定を一括して行ない、複数の情報経路(VPNパス)を、目的や用途ごとにまとめて管理できる“マルチプレーン管理技術”を採用。また、ルーターの設定を定期的にチェックして、外部のクラッカーの攻撃によって変更されたルーターの設定を自動的に復旧する機能を持つ。
VPNに関するすべてのデータは、ディレクトリーシステムによって管理せており、ポリシー管理システムとのデータ連携を簡単に行なえることが特徴。運用管理作業の自動化を進め、人為的ミスを減らすことで、VPNの運用コストを減らし、信頼性が向上するとしている。
同社では、“VPN自動コンフィグレーション技術”を2000年度中に製品化する予定で、同社が運営するインターネットサービスプロバイダー事業“BIGLOBE”においても採用していくという。