デルコンピュータ(株)は16日、コンシューマー向けデスクトップパソコン『Dimension』シリーズの省スペースモデルとして『Dimension
C』シリーズを追加、同日からBTOによる受注を始めた。現行の省スペースモデル『Dimension
J』シリーズと比べ、筐体の容積が約6割とよりコンパクトになっているという。
『Dimension C』シリーズ。新たにブルーの前面パネルを採用した |
Dimension Cシリーズは、筐体サイズが幅78×奥行き270×高さ310mmで、重量は約6.6kg。Jシリーズの筐体と比較し、幅約18mm、奥行き約110mm、高さ約8mmのダウンサイズとなり、容積は約6割、重さも1.1kg減っている。
CPUはCeleron-500/433/400MHzに加え、インテル(株)の新プロセッサーであるPentium
III-550E/500EMHzも用意された。チップセットはグラフィックチップを統合したi810Eチップセットを採用(4MBのダイナミックディスプレーキャッシュをオンボードで搭載)。メモリーは64MBから最大512MB(SDRAM)、HDDはUltra
ATA/66対応の4.3(5400rpm)/6.4(同)/13.6(7200rpm)/20.4(同)GBのいずれかを選んで搭載する。CD-ROMドライブはスリムタイプで、読み取り速度は最大24倍速。OSはWindows
98 Second Editionか、NT4.0(SP5)のどちらかを選択する。
PCIスロットはマザーボード下部に装着されたライザカードにより2基を装備。BTOメニューでモデム(56kbps)か、LANカード(100BASE-TX/10BASE-T)のどちらかを選択した場合は1スロット、両方選択した場合は2スロットがこれらのカードで占有される。
同シリーズでは初めて、筐体全面にUSBポートとマイク入力端子、ヘッドフォン端子を各1つずつ装備し、使い勝手に配慮している。背面にはパラレル、シリアル、USBポート各1つずつ設けられている。
価格は、Celeron-400MHz、64MBのメモリー、4.3GBのHDD、24倍速のCD-ROMドライブを搭載、Windows
98 Second Editionをプレインストールし、15インチCRTディスプレーが付属するモデルが10万9800円となる。Pentium
III-550EMHzへのアップグレードは3万4000円、メモリー128MBへのアップグレードは1万6000円などとなっている。
なお、Jシリーズの販売は当面、継続される。