マイクロソフト(株)は、組み込み機器専用OS『Microsoft Windows NT Embedded
4.0 日本語版』(以下、Windows NT Embedded)を発表した。開発自体は10月に完了しており、今後、組み込み機器メーカー各社に向けて提供していく。同社によると、Windows
NT Embeddedに対応した製品は、年内にも市場に登場する見込みだという。
Windows NT Embeddedは、さまざまなハードウェアに対応するデバイスドライバー群や、高度なセキュリティ機能の実装、COM/DCOMを含むWin32
APIのサポートといった特徴を持ち、Windows NT用のソフトウェア資産や開発技術を容易に適用できるのが利点。コピー機をはじめとするOA機器や各種産業機器など、Windows
NTベースのシステムを短期間で効率良く開発できるようになるという。
現在、日本電気(株)やセイコーエプソン(株)、東芝テック(株)など国、内の組み込み機器メーカー数社が、Windows
NT Embeddedの採用を表明している。